2015年4月24日金曜日

春は貝が美味しい

理由は産卵期に向けて
栄養を蓄えるからだそう。

という訳で、

最近は貝をよく食べています。

ベーコンではありません、
今度こそ貝です。


勿論旬だから、
というのもあるのですが、

夜のスーパーでは安売りしていますし、

剥いて切るだけで
メイン料理になりますし、

なんと言っても生きているものを
自分で処理するので、

海辺やよっぽどの所でない限り、
お店で食べるよりもずっと美味しいんです。

こんなに違うものか、と、
今まで食べていたものはなんだったのか、と、
感動しきりです。

そんな具合に貝が美味しいものだから、
お酒もついつい進んでしまいます。

普段一人ではほとんど飲むことはなかったのですが、
最近は週に一度は一杯やっている気がします。

これはいけませんね。

全ては貝の所為なんです。






















こちらの写真は…

・筍ご飯
・筍と山独活の酢みそ和え
・山独活のきんぴら
・白ミル貝のお吸い物
・マボヤの刺身
・白ミル貝の刺身
・白ミル貝の肝のポン酢漬け

白ミル、
それなりの高級ネタでおなじみですが、
市場価格は場所を選べばそんなに高くはありません。

濃厚な甘さとこりっこり歯ごたえの刺身に
上品な旨味のお吸い物、

それからなんと言っても
ふっくらでとろける肝。

これですよ、
もうね、どうしましょう。

それから何となく買ってみた山独活。
酢みそ和えは春の苦みと食感が楽しい嬉しい無難な美味しさなのですが、

全く期待していなかった皮のきんぴらが
これもたまらん旨さなのです。

毛だらけで灰汁の強そうなアレがですよ、
なんとまぁ、

なんとまぁですよもう。


日本酒もってこーい!


ですよ。


そしてお次は

・ほうれん草の白和え
・鯵のぬた
・茄子の胡麻和え
・鯵のお吸い物
・皮、鯵、北寄貝の刺身






















皮は、名前を言えば
オーストラリアから怖い人がすっ飛んでくる
タイプの皮ですから、
名前は伏せさせて頂きます。

所謂皮下脂肪ですね。
甘みがあって美味しいのですが、

如何せん脂肪ですので、
沢山はいいかな、
という感じでした。

美味しいんですけどね。

鯵のぬたは、
思わず「ぷしゅー」などと
口走りそうになりますね。

OLでもないのに。


そしてそして北寄貝。

この貝が私に

貝を買いなさい、
そうです、
貝を食べるのです。

と導いてくれた子なんです。

貝ひもヨシ、
貝柱ヨシ、
当然身もヨシで
三拍子揃ってもうたまらんのですよ。

こんなに甘かったっけ、
柔らかかったっけ、
いままでお店で食べていたのはなんだったっけ、

とそれはもう衝撃が走ったんです。

いいですよね、貝。

次は何にしようかな。


2015年4月17日金曜日

そこには全てがある


後片付けは面倒なものです。

忙しい時にとりあえずご飯は作って食べたものの、

洗い物は出来ずにドタバタと家を出てしまう。



そんなこと、

よくありますよね。



…いや…たまにね

たまーにありますよね。



そんな日は帰ってくると、

キッチンにそのままに置かれた調理器具を見て

何ともうんざりしてしまいます。



とてもじゃないけれど

洗い物をして、

新しく料理をして、

また洗い物をするなんて…



せめて…


せめて…


出かける前に…

調理器具を…

水に浸けて…



…おかなくて良かったぁ!!!!

グッジョブ自分!

えらい!(だらしない!)

天才!(不潔!)




という訳で…

ずぼら飯、やってみよー!


使うのはこちら

・ミニトマト 8個

・茄子 1本

・新玉葱 1/2個

・使用済みフライパン 1つ

・チキンソテー 1/2人前

・パプリカ 赤・黄 少し

・お酒(調理用の日本酒)

・塩

・胡椒

・ご飯 1-2人分



まずは野菜を切りましょう。

ミニトマトは半分に、

新玉葱、パプリカは荒みじん、

チキンソテーも一口大に、

茄子は1cmの輪切りに。



さて、出かける前に使ったフライパンを火にかけます。

このフライパンはね

ふふふ…

ニンニクを擦り込んだ鳥もも肉を焼いたものなんです。


ニンニクともも肉の旨味!

鳥皮の脂!

それから塩胡椒が詰まった完璧の調味料!



そう…桜の下には死体が埋まっているように(?)

フライパンの底には全てがあるんです。

美味しいを構成する要素…全てがね!



はい、そんな訳で、

フライパンの上の脂が溶けたら

茄子と新玉葱を入れます。



2つの野菜に脂がからんだら調理酒投入。

フライパンの底にこびりついた旨味をこそげていきます。

この旨味、火が強いと焦げてしまうので、

最初は弱火でやるといいかもしれませんね。


旨味が十分に調理酒に溶けたら、

ミニトマトとパプリカを入れて、

煮ていきます。


ミニトマトがしんなりとしたら

ご飯と鳥ももソテーの残りを入れて、

塩胡椒少々。

ソテーの分を考えて、少しだけ。

水気がなくなるまで煮詰めます。


そうしたらはい、

パエリアみたいなのができました。






















味付けが最初からほぼ終わっているようなものなので、

かんたんかんたん。


ソテーの旨味に

野菜の甘みも加わって美味しい。


そのエキスを茄子がしっかり吸って、

噛むとジュワッと来るのがたまらん。



カレーの残りを鍋からこそげて作るピラフだとか、

お客さんには出せないけれど、

こういうのはなんだかんだで美味しいですよね。



ずぼら最高です。



ただね、

やっぱり食中毒が怖いので、

なるべく冬限定かな。


…なるべくね。



便利な魔法の言葉を叫んで締めましょうね、


さん、

はい、


自己責任!






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オススメ

gossip - pop goes the world


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2015年4月14日火曜日

かわいいは…

作れる!

という言葉がありますが、


作ったかわいさよりも






やはりそのままでかわいいのが、

一番いいですよね。






















というわけで、

素のままの白魚(しろうお)がいたので

連れて帰って来てしまいました。



目と口が黒くはっきりしていて、

スマイリーのような顔で大変かわいらしい。



九州では春の風物詩でして、

これを三杯酢やらで生きたまま踊り食いするんですよ。



口の中でうごめくのは

自分の舌だけで結構ですから、


人工海水でも作って

ずっと眺めていたい気持ちに駆られます…


しかしね…



そう…


かわいいというのはね…





美味しいんです………よ!



















はい、ですからかわいい白魚はですね、


さっと茹でまして、

菜花の酢みそ和えと

竹の子ご飯に参加して頂きました。


新鮮でふかふかの白魚、

この時期ならではです。

卵料理に入れても、

生きたままお米と一緒に炊いても美味しいですよ。




旬の竹の子は

ほろ苦さと

それから

とうもろこしの甘さがあって

これもいい。




歳をとった為か

最近は和食の家庭料理が食卓に並びます。


















今までなかなか作れなかったのですが、

少しずつ出来る事を増やしたいものですね。



次の日はメインを柚庵焼から照焼きにしましたが、

柚庵や照り焼きソースを口に入れると、


この国に生まれて良かった

としみじみ。




中華を食べれば中国があって良かった、


カレーを食べればインドがあって良かった、


となんでも感謝する質ではありますが、ええ。




有難いものですよ。




なんでもね。






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オススメ

コトリンゴ - falalafala

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