2015年10月6日火曜日

料理アーカイブ 魚介編

お久しぶりです、大分寒くなってきましたね。

料理の記録をどこかに残しておこうと思いまして、
少しずつ纏めています。

今回は魚介の料理を。

よかったらご覧下さい。

料理アーカイブ 魚介



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オススメ

spangle call lilli line - azure

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2015年8月18日火曜日

おと な り

生活音が好きで、

聞こえると息を潜めて、

耳をそばだててしまいます。



包丁の小気味よいリズム、

ドアをばたんと閉める音、

ご機嫌な鼻歌。



他人の存在が近くに、

ただ、『ある』と、

知覚出来るのっていいもんです。


そのくらいの距離感、好きです。



そういう映画がありましてね、

V6の岡田君と麻生久美子がお隣同士で、

生活音がきっかけで展開していくラブストーリー。


内容は結構チープなんですが、

コンセプトを気に入って観た事があります。


興味をもたれたら、是非どうぞ。



それでね、どうしてこんな話をしたかっていうと、

最近冷蔵庫を開いたらね、

牛乳と梅酒が隣り合っていたんです。


一人でお酒を飲まない上に、

甘いのが苦手なので

ずっと残されていた梅酒。



どうせ減らないからと、

何となく牛乳で割ってみたんです。

梅酒:牛乳=1 : 4~5 くらいで。



そうしたらなんとまぁ、なんとまぁね、

なかなかにいけるんですよ。


そもそも杏仁豆腐はアーモンドに牛乳ですし、

バラ科×ミルクの相性は結構いいみたい。


だまされたと思って、是非どうぞ。

夏の起き抜けの爽やかジュースとして、

最近よく飲んでいます。



たまたま隣にあったというそれだけなんですが、

合わせてみると結構いいもんってありますよね。

偶然性に期待してみるのも、たまにはね。


勿論、GOサインは勝算があるから出すんですが。



チャンスを掴むって、多分こういう事。




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おすすめ

阿部芙蓉美 - 革命前夜


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2015年5月9日土曜日

繋がる

料理を作っている時に
その流れからはじき出されてしまうもの。






















例えばバーニャカウダソースの牛乳。

ニンニクを茹でる際に、
臭み消しとして
お湯ではなく牛乳で処理します。

しかしながら茹でた後の牛乳は
普通は使わないんですよね。

とは言えね、

一口舐めたら

これがまぁ
大変に旨味が詰まっているんです。

折角だから

バターと小麦粉を炒めた所に
少しずつ加えていって、

クラムチャウダーのホワイトソースに。






















にんにくの臭みがなくて、
旨味だけがぎゅっと詰まったスープ。

甘くて大変美味しかったです。



バーニャカウダソースは、
沢山作っても毎日では飽きるので、

バルサミコ酢と合わせてドレッシングに。





















メインは海老のパスタですが、

頭と殻を捨てずにコトコト煮込んで
ソースに使ったら絶品だったのです。

殻と、海老味噌の出汁。

思い浮かべただけで
よだれが出るでしょ?

煮込んだ汁は半分残しておいて、
味噌汁に。




















いうまでもなく、
旨いわけですよ。

最近手羽元を酢醤油で煮て、(写真一枚目)
良い煮こごりが出来ているので、
次はそれを何に使おうか、
楽しく悩んでおります。

調理中に出る副産物は、
なかなか用途が見つからないかもしれませんが、

美味しさが詰まっている事が多いので、
何か出来ないか考えてみると楽しいですよ。



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おすすめ
afro celt sound system

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2015年5月4日月曜日

冷や麦

始めました。



























夏ですね。



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おすすめ

ザ なつやすみバンド  -  天の川

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お弁当

GWという事で、

行楽に出かけました。


行楽、と言えばお弁当。



と言う訳で作ってみました。

行き先は田舎で

周りに食事処がなかったので。




















真ん中にぽっかり開いているのは、

朝ご飯をしっかり摂らなくて、

待ち切れなかった食いしん坊のフライング。



蓋を開けた時に広がる

『鮮やかな色とワクワク感』

というお弁当の醍醐味。



それが全くの皆無の

年寄り臭い茶色の弁当だったのですが

売れ行きは好調で、


「帰ったらまだ家にあるから。」

と言ったら僕の分までぺろりと攫われてしまいました。



有難いものです。



自分が料理をやるのは

料理というおもちゃが楽しい、

というのもありますが、



こういう人間らしさに触れる為の

手段だからなんだな、と。





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おすすめ

寺尾紗穂 - 楕円の夢

書籍 愛し日々 も一緒にどうぞ。

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2015年4月24日金曜日

春は貝が美味しい

理由は産卵期に向けて
栄養を蓄えるからだそう。

という訳で、

最近は貝をよく食べています。

ベーコンではありません、
今度こそ貝です。


勿論旬だから、
というのもあるのですが、

夜のスーパーでは安売りしていますし、

剥いて切るだけで
メイン料理になりますし、

なんと言っても生きているものを
自分で処理するので、

海辺やよっぽどの所でない限り、
お店で食べるよりもずっと美味しいんです。

こんなに違うものか、と、
今まで食べていたものはなんだったのか、と、
感動しきりです。

そんな具合に貝が美味しいものだから、
お酒もついつい進んでしまいます。

普段一人ではほとんど飲むことはなかったのですが、
最近は週に一度は一杯やっている気がします。

これはいけませんね。

全ては貝の所為なんです。






















こちらの写真は…

・筍ご飯
・筍と山独活の酢みそ和え
・山独活のきんぴら
・白ミル貝のお吸い物
・マボヤの刺身
・白ミル貝の刺身
・白ミル貝の肝のポン酢漬け

白ミル、
それなりの高級ネタでおなじみですが、
市場価格は場所を選べばそんなに高くはありません。

濃厚な甘さとこりっこり歯ごたえの刺身に
上品な旨味のお吸い物、

それからなんと言っても
ふっくらでとろける肝。

これですよ、
もうね、どうしましょう。

それから何となく買ってみた山独活。
酢みそ和えは春の苦みと食感が楽しい嬉しい無難な美味しさなのですが、

全く期待していなかった皮のきんぴらが
これもたまらん旨さなのです。

毛だらけで灰汁の強そうなアレがですよ、
なんとまぁ、

なんとまぁですよもう。


日本酒もってこーい!


ですよ。


そしてお次は

・ほうれん草の白和え
・鯵のぬた
・茄子の胡麻和え
・鯵のお吸い物
・皮、鯵、北寄貝の刺身






















皮は、名前を言えば
オーストラリアから怖い人がすっ飛んでくる
タイプの皮ですから、
名前は伏せさせて頂きます。

所謂皮下脂肪ですね。
甘みがあって美味しいのですが、

如何せん脂肪ですので、
沢山はいいかな、
という感じでした。

美味しいんですけどね。

鯵のぬたは、
思わず「ぷしゅー」などと
口走りそうになりますね。

OLでもないのに。


そしてそして北寄貝。

この貝が私に

貝を買いなさい、
そうです、
貝を食べるのです。

と導いてくれた子なんです。

貝ひもヨシ、
貝柱ヨシ、
当然身もヨシで
三拍子揃ってもうたまらんのですよ。

こんなに甘かったっけ、
柔らかかったっけ、
いままでお店で食べていたのはなんだったっけ、

とそれはもう衝撃が走ったんです。

いいですよね、貝。

次は何にしようかな。


2015年4月17日金曜日

そこには全てがある


後片付けは面倒なものです。

忙しい時にとりあえずご飯は作って食べたものの、

洗い物は出来ずにドタバタと家を出てしまう。



そんなこと、

よくありますよね。



…いや…たまにね

たまーにありますよね。



そんな日は帰ってくると、

キッチンにそのままに置かれた調理器具を見て

何ともうんざりしてしまいます。



とてもじゃないけれど

洗い物をして、

新しく料理をして、

また洗い物をするなんて…



せめて…


せめて…


出かける前に…

調理器具を…

水に浸けて…



…おかなくて良かったぁ!!!!

グッジョブ自分!

えらい!(だらしない!)

天才!(不潔!)




という訳で…

ずぼら飯、やってみよー!


使うのはこちら

・ミニトマト 8個

・茄子 1本

・新玉葱 1/2個

・使用済みフライパン 1つ

・チキンソテー 1/2人前

・パプリカ 赤・黄 少し

・お酒(調理用の日本酒)

・塩

・胡椒

・ご飯 1-2人分



まずは野菜を切りましょう。

ミニトマトは半分に、

新玉葱、パプリカは荒みじん、

チキンソテーも一口大に、

茄子は1cmの輪切りに。



さて、出かける前に使ったフライパンを火にかけます。

このフライパンはね

ふふふ…

ニンニクを擦り込んだ鳥もも肉を焼いたものなんです。


ニンニクともも肉の旨味!

鳥皮の脂!

それから塩胡椒が詰まった完璧の調味料!



そう…桜の下には死体が埋まっているように(?)

フライパンの底には全てがあるんです。

美味しいを構成する要素…全てがね!



はい、そんな訳で、

フライパンの上の脂が溶けたら

茄子と新玉葱を入れます。



2つの野菜に脂がからんだら調理酒投入。

フライパンの底にこびりついた旨味をこそげていきます。

この旨味、火が強いと焦げてしまうので、

最初は弱火でやるといいかもしれませんね。


旨味が十分に調理酒に溶けたら、

ミニトマトとパプリカを入れて、

煮ていきます。


ミニトマトがしんなりとしたら

ご飯と鳥ももソテーの残りを入れて、

塩胡椒少々。

ソテーの分を考えて、少しだけ。

水気がなくなるまで煮詰めます。


そうしたらはい、

パエリアみたいなのができました。






















味付けが最初からほぼ終わっているようなものなので、

かんたんかんたん。


ソテーの旨味に

野菜の甘みも加わって美味しい。


そのエキスを茄子がしっかり吸って、

噛むとジュワッと来るのがたまらん。



カレーの残りを鍋からこそげて作るピラフだとか、

お客さんには出せないけれど、

こういうのはなんだかんだで美味しいですよね。



ずぼら最高です。



ただね、

やっぱり食中毒が怖いので、

なるべく冬限定かな。


…なるべくね。



便利な魔法の言葉を叫んで締めましょうね、


さん、

はい、


自己責任!






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オススメ

gossip - pop goes the world


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